せたな町大成区にある太田山神社は、北海道に西の端にある秘境の地ですが、日本一危険な参道がある神社として有名です。
また、太田山神社は道南五大霊場のひとつに数えられているため、信仰の地にもなっています。
太田山神社の拝殿は道路沿いにあるため簡単に行くことができますが、本殿は写真の丸枠で囲っているところです。
岩場で囲まれている山の中にあるため訪れるのが非常に厳しい所です。
太田山神社本殿への参道です。
最初に待ち構えているこの急な階段ですが、これを見て諦めてしまう人が多いです。
本殿まではせたな町の観光ページによると70~100分ほどの道のりです。
階段を登った先からは登山道がスタートします。
やや急な坂が山頂付近まで続きます。
岩もゴツゴツしているので登山靴まではいかなくても、スニーカーくらいで望んだほうがいいと思います。
中間くらいにある女人堂があります。
昔の山頂は女性禁止だったらしく女性はこのあたりまででした。
今は女性禁止ではないため普通に女性も登っています。
女人堂を過ぎると少し岩がごろごろしているところになります。
落石も起きやすいところなので気をつけましょう。
この鳥居が見えたら本殿まではあと少しですが、ここからが危険と言われる参道がスタートします。
鳥居をくぐるとこのような道が続きます。
石がたくさん落ち足元のネットも微妙に破れたりしてます。
落石が頻繁に起きるところなのでここがこの神社が危険と言われている所以です。
最後の難関は高さ7mの鎖登りです。
固定されていないので動くため、ある程度腕力がないと難しいです。
また大人数では登れないので数人ずつ登って行きます。
崖を登りきったところに、岩窟がありその中に本殿があります。
本殿からは日本海と奥尻島まで見渡せる絶景が待っています。
厳しい道のりをかけてやってきた本殿でどんな願い事をしますか?
せたな観光協会では、「一人で行くのは不安だ」という人に向けて、登山の専門家も同行の安全に「日本一危険な神社」を楽しめるツアーも開催しているようです。
■太田山神社
【住所】北海道久遠郡せたな町大成区太田17番地
【アクセス】江差から函館バス第二富磯行きに乗車し、第二富磯で下車です。(1日2本)
※大成発太田行きの路線バスが早朝に1本ありますが、太田から大成方面へ戻るバスがありません。
この記事を書いた人:コイチ