オホーツク海の冬の風物詩“流氷”といえば紋別市や網走市が有名ですが、日本最東端の納沙布岬から日本最北端の宗谷岬まで結構広い範囲で見ることができます。
とはいえ稚内市では紋別や網走のようにびっしりと海面を流氷で埋め尽くすというほどではなく、海面をぷかぷかと浮いているのが見られるといったところです。
あまり流氷のイメージがない稚内ですが、稚内市の銘菓として稚内市民に愛されているお菓子に“流氷まんじゅう”というものがあります。
御菓子司 小鹿で販売
あまり聞き馴染みがない“流氷まんじゅう”。
道の駅など土産店では販売しておらず、駅から600mほど北へ向かったところの「御菓子司 小鹿」でのみ販売されている商品です。
創業50年以上の稚内でも老舗のお菓子屋さんで稚内市民に人気のあるお店ですよ。
特に説明書きはありません、ここより北にはお菓子屋がないため日本最北のお菓子屋さんだったりします。
変わったお菓子が色々とある
日本最北の町として観光客も多くやってくる稚内市。
日本最北の〇〇といったものが数多くあり、観光スポット的なものは多いのですがお土産になりそうな名物がないと思われています。しかし、「御菓子司 小鹿」では“サハリンの海からこんにちは”“宗谷物語”“ホタテマン”といった面白いネーミングのお菓子も沢山取り揃えています。
北海道産の上白糖、小豆、バター、そして牛乳は地元の稚内牛乳を使ったこだわりのお菓子です。
稚内銘菓“流氷まんじゅう”
色々なお菓子があって迷ってしまいますが、一番のおすすめは“流氷まんじゅう”。
稚内市民なら誰でも知っている稚内市の銘菓です。
稚内市民が手土産にして持っていくので色々な個数が入った箱売りが用意されています。
個人で食べるにはばら売りの方が安いのでそちらがお勧めです。
つい何個も食べたくなる美味しさ
名前からだとどんな商品なのかわかりにくい“流氷まんじゅう”。
どんなものかというと仙台銘菓の萩の月のようなふんわりした蒸しケーキに
ホワイトチョコレートがコーティングされたお菓子です。
見た目は宗谷岬周辺をぷかぷかと浮いている流氷のような見た目です。
萩の月のように中にクリームは入っていませんが、地元稚内牛乳も使用された生地は甘さ控えめながら後引く味でつい何個でも手を伸ばしてしまいたくなる美味しさです。
筆者の周辺に稚内出身者がいて帰省時に“流氷まんじゅう”をお土産に買ってくるのですが、毎回争奪戦となり道内のお土産品で一番美味しいと言われています。
アウトレット商品もある
沢山の箱が並べられている“流氷まんじゅう”。
1日にかなりの数を作っているようで、その際に出るはね品がアウトレットとして売られています。
柳月の三方六のようなメジャーなお菓子でないため、朝一番で並ばないと買えないということもなく夕方に行っても普通に発売しています。
チョコの部分が剥げてしまった商品をパック詰めしており、3個分くらいが200円ほどで販売しているので自宅で沢山食べたいという人にお勧めです。
ケーキ類も美味しい
“流氷まんじゅう”が有名な「御菓子司 小鹿」ですが、ケーキ類も充実しています。
料金は300~500円と札幌など都市部で購入するのとあまり変わらないですが、地元稚内牛乳をふんだんに使っているためクリームが濃厚でとても美味しいです。
モチモチした皮のシュークリーム“モッチリーヌ”が美味しくてお勧めです。
稚内で宿泊する際は、ケーキも購入してホテルで食べるというのもいいですね。
■御菓子司 小鹿
【住所】北海道稚内市中央1-3-35
【アクセス】JR稚内駅から600m徒歩8分
【営業時間】9:00~19:00
【定休日】不定休
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話