日本でザリガニといえば、子供と一緒に池や田んぼなどで釣り上げて遊ぶそんなイメージで食べるのはポピュラーではありませんが、フランス料理などでは高級食材として使われています。
そんなザリガニを名物としているのは何と『阿寒湖』。
観光で訪れる人には“まりも”以外の名物があるというのはあまり知られていません。
阿寒湖で獲れる食用ザリガニ
阿寒湖で獲れるザリガニは、その辺の池にいるアメリカザリガニではなくウチダザリガニという食用の品種です。
こちらも外来種で1920年ごろ食用として持ち込まれ、その後阿寒湖に持ち込まれて自然繁殖し、最近は阿寒湖畔のホテルや全国のレストランへと出荷されています。
そんな高級食材ザリガニが通年食べられるのが『温泉工房あかん』です。
ザリガニが通年で食べられる
阿寒湖名物のザリガニですが、ホテル以外で食べられるお店はたった2軒しかありません。
1軒は、観光船乗り場前にある『海兵』というお店ですが、こちらは夏のみの期間限定店なので通年食べることはできません。
ここではそのまま茹でたザリガニや天丼などが食べられます。
もう1軒が『温泉工房あかん』でザリガニが入った濃厚クリームソースの“ザリボナーラ”を食べることができます。
それぞれのお店で違う調理法が楽しめるので夏に訪れたいところですね。
メインはまりも羊羹の工場
温泉工房という名前なので、メインは食堂ではなく阿寒湖名物の“まりも羊羹”を作っている所だったりします。
本来マリモは緑色ですが、近年はフルーツフレーバーも加わり色鮮やかな“まりも羊羹”が誕生しています。
工場価格なので、ばら売りで購入するとお土産店で購入するよりも安く買えます。
シンプイという青りんご味のゼリーは、ばら売りだと異常に安いのでお買い得です。
海老とカニを合わせた濃厚な味
ザリボナーラのソースには生クリーム、卵黄、ザリガニのスープ、そしてザリガニの身がたっぷりと入ったとっても濃厚な味わいです。
パスタは濃厚ソースがしっかりと絡まる平打ち麺で美味しくいただけます。
ザリガニの身は少し小さいですが、海老とカニを合わせたような普通の海老よりも食感と風味がよい感じですね。
パスタの上にはそのままザリガニが鎮座しているのでインスタ映えもバッチリ!
その辺にいるアメリカザリガニも食べることはできますが、ウチダザリガニ以上に身が小さいのであまり食べるところがないようです。
あまり綺麗な水辺でない都会の池などでは寄生虫もいる可能性もあるので食べない方が無難だと思います。
■温泉工房あかん
【住所】北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1-4-29
【アクセス】JR釧路駅から阿寒バス阿寒湖行きに乗車し終点で下車(1日4本)
【営業時間】9:00~17:00(ランチは10:30~14:00)
【定休日】不定休
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話