オホーツク振興局の美幌町と釧路振興局の弟子屈町との境界線にある美幌峠。
美幌峠からは眼下に広がる日本国内最大(世界で見ても第二位)のカルデラ湖「屈斜路湖」の大パノラマが広がり、阿寒の山々や知床連山も見渡すことができる絶景が待っています。
オホーツクから釧路へと向かう国道243号線にあるため観光客も多くやってくる人気のビュースポットです。
道の駅もある
美幌峠には「ぐるっとパノラマ美幌峠」という道の駅もあります。
美広峠の道の駅は雄大なパノラマの中にあるため、北海道の道の駅ランキング景観部門で6年連続1位になっている人気の道の駅です。
2022年4月にリニューアルを行い館内のレストランと土産コーナーが大幅に変わりました。
人気の“あげいも”は健在
以前の道の駅レストランは、ドライブインって感じがするラインナップでしたが、リニューアルに伴い美幌産小麦・美幌豚・美幌和牛・エゾシカといった地元食材を使ったおしゃれなカフェのようなメニューに生まれ変わりました。
中山峠と同様、古くから名物だった“あげいも”はリニューアル後も健在ですが、串にささったタイプではなくカップに入ったものへと変わりました。
以前はなかったゴボウや山芋を使った揚げ物も登場しスナックコーナーも大幅にラインナップが変わりました。
冬季も通行可能
美幌峠は道もしっかりと整備された国道なので冬季も通行できます。
この辺りは豪雪地帯ではないため、雪はそれほど多くないので中山峠より走りやすいです。
弟子屈町側から来るとくねくねした山道ですが、美幌町側から来ると緩やかな直線なので冬季でも運転しやすいですよ。
冬の屈斜路湖は全面凍結するので、夏の青々とした屈斜路湖とはまた違った光景が楽しめます。
満天の星空
美幌峠を訪れる人のほとんどが日中ですが、夜に訪れるのもお勧めです。
周りに民家もなく国道周辺には明かりがないため、空には満天の星空を眺めることができます。
特に秋は空気が澄んでいるため、美幌峠では天然のプラネタリウムが楽しめます。
駐車場も広く車中泊もしやすい道の駅なので一晩ここで過ごすのも悪くないですよ。
美幌峠から12kmほど下った先の和琴半島周辺には屈斜路プリンスホテル他ペンションなどの宿泊施設も多いので、和琴半島周辺に宿泊して夜星空を見に行くのもお勧めです。
雲海から昇る朝日
すぐ近くにある津別峠はメディアでも紹介されツアーもあるので知名度がありますが、実は美幌峠からも雲海から昇る朝日も見ることができます。
ただ津別峠よりも標高が低いので、夏は美幌峠自体も低い雲で覆われてしまうことが多く若干見られる確率が下がります。
そんな美幌峠ですが、秋はそこまで高い位置まで雲が発生しないので見られる確率がぐっと上がります。
雲海が高確率で見られる津別峠にある展望塔は、有料ツアー以外では入ることができず下からだと木々も入ってしまいますが、美幌峠の展望スポットには森林がないため雲海に覆われた屈斜路湖を綺麗に見ることができますよ。
ただ秋でも日の出は5時台なのでかなり早起きしないといけませんが、早起きは三文の徳という言葉もある通り、早起きすればとっても素敵な光景が待っています。
■美幌峠
【住所】北海道網走郡美幌町古梅
【アクセス】公共交通機関はありません
【道の駅営業時間】9:00~18:00(11月~4月下旬は17:00まで)
【道の駅定休日】12/31~1/3
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話