日本でリンゴの産地といえば青森県と長野県が圧倒的シェアを誇っていますが、北海道内でもリンゴの栽培を行っているところがあります。
昔の北海道産リンゴは小さくて酸っぱくて生で食べるにはあまり美味しくないそんな印象が強かったのですが、最近は品種改良も進み北海道産リンゴも青森県産にも負けない美味しいリンゴが獲れるようになりました。
旭川、深川、増毛、余市などいろいろな所でリンゴを栽培していますが、特にリンゴ栽培に力を入れているのが洞爺湖の近くにある壮瞥町です。
9月下旬から11月にかけて様々な品種のリンゴが“道の駅そうべつ情報館i”に集結します。
40種類以上も栽培されている
青森県ではリンゴに関する授業というのがありますが、その種類はとても多く92品種もあるようです。
その中で壮瞥町では40種類以上のリンゴが育てられています。
リンゴは交配合によって新しい品種が誕生するため、次々と新しい品種が出てきます。
そのため系統図がとんでもないことになり正直訳が分かりません。
これを授業で行い一目見ただけでリンゴの品種を見分けることができる青森県民はすごいですね。
おススメなリンゴは“おいらせ”
色々な種類があるのでスーパーでは見たことがないような品種が多く置いてあります。
聞き馴染みのない名前ばかりのリンゴなので、味や食感は想像できませんが全品種の味などが書いてあるメモが貼られているのでそれを参考にするとよいでしょう。
色々あって迷ってしまいますが、お勧めしたいのが“おいらせ”というリンゴ。
東京などでは高級スーパーに置いてある品種でなんと1個500円以上もする高級品です。
他のリンゴよりやや高めですが、それでも3個で550円なのでとっても破格!
大きく蜜も全体に入っており果汁もたっぷり、さらにパリッとした食感なのでとっても美味しいリンゴですよ。
りんごスイーツもおすすめ
道の駅といえばご当地ソフトクリーム。
そうべつ情報館iのご当地ソフトクリームはもちろん“りんごソフトリーム”です。
濃厚な牛乳ソフトクリームに壮瞥産のリンゴを使ったジャムがたっぷりと入った人気商品ですよ。
壮瞥産りんご果汁を使ったシードル
リンゴを使ったお酒“シードル”もたくさん用意してあります。
アルコール度数が低めのものから高めのものまであり自分の好みを選べるのがいいですね。
種類も多くお値段も1,000~2,000円程度とお手頃価格なので、お土産にも最適です。
2022年から道の駅の隣に果物専門の別棟ができてさらにパワーアップしました。
リンゴ以外にもプルーン、ぶどう、洋ナシなど様々な果実や野菜も多く育てておりお手頃価格で販売しているので洞爺湖へ訪れた時には立ち寄りたくなる道の駅です。
2階は火山防災学び館
青果コーナーに注目が集まる道の駅ですが、情報館という名前の通り洞爺湖や有珠山についての情報発信基地となっています。
ちょっと影が薄い感じですが、2階へ上がると有珠山と昭和新山が見渡せる展望台があり、有珠山の噴火の歴史などが学べる“火山防災学び館”となっています。
現在も活火山として活動しておりその噴火の脅威を伝える内容となっています。
洞爺湖周辺には有珠山噴火の際の被害にあったしまった建物の遺構なども残っているので興味のある人はそちらも散策してみてはいかがでしょうか?
野菜や果物色々と販売している「道の駅そうべつ情報館i」、リンゴの種類が最盛期となる10月中旬から11月上旬が訪れるのに一番良い時期です。
とっても美味しい“おいらせ”が並ぶのもこの頃ですよ。
洞爺湖周辺の紅葉を楽しみつつ美味しいリンゴを求めて壮瞥町へ訪れてみましょう。
■道の駅そうべつ情報館i
【住所】北海道有珠郡壮瞥町滝乃町384-1
【アクセス】JR伊達紋別駅から道南バス「壮瞥経由洞爺湖温泉」「大滝東団地」行きに乗車し、滝の町で下車(1日11本)
【営業時間】9:00~17:30(11/16~3/31は17:00まで)
【定休日】11/16~3/31までの火曜日、12/31~1/5
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話