旭川には何度も行ってるし、国道39号線のここら辺りも何度も走っているのに、今まで全く気が付いていなかったこの素晴らしい場所の存在。
旭川デザインセンターは、家具職人、木工職人の魂が感じられるパラダイスでした!!
今は3月29日まで”HYGGE”(ヒュッゲ)というイベント期間でもあり、デンマークに学ぶ長い冬の豊かな過ごし方をテーマにした展示も行われていましたよ(^^
まずは展示された家具の数に圧倒されて下さい!!
館内に入ってまず驚かされるのが物凄い数の家具たち。
それが家具ショップの様に並べられているのではなく、テーマごとに部屋の様に展示されています。
自然な木の香りがまたいい~♪
どれも一つ一つ手作りされた、職人さんの心のこもった家具たち。
観ているだけで心が和んできます。
観るだけでなく、触る事も出来て、より木のぬくもりを感じる事が出来ます。
いや~、どれも欲しくなってしまいますねぇ。
素敵な祭壇に出会いました♪
あちこち見て歩いていたら、とても目を惹くデザインの家具がありました。
なんだろう? 食器棚にしては小さいし…。
アールの付いた前面がとても魅力的だなぁと思いながら近づくと、これは祭壇でした。
特定の宗教や宗派に縛られることなく利用できる祭壇。
「木工駄々」さんの作品です。
ブースには制作した工房の名前が掲げられています
ブースごとに、それぞれ個性のある家具が、個性的なレイアウトで空間を作っていますが、どのブースがどの工房の手によるものなのかが分かる様にネームが表示されていました。
ここは日本全国の家具職人の作品が網羅された家具カタログのブースですね。
ここは永山のメーベル・トーコーさんのブースです。
AVキャビネット、リビングキャビネットで壁面をデザインする提案ですね。
素晴らしい~(^^♪
こちらは、柔らかさと力強さを併せ持った家具たちが並ぶ、よしの工芸さんのブース。
北海道の「キハダ材」にこだわった作品作りをされているとのこと。
どのブースからも職人さんの技と、一つ一つの家具に込められた魂が感じられて、時間が経つのを完全に忘れてしまう、そんな空間です。
まだまだたっくさんのブースがあったのですが、ここではとても紹介し切れないボリュームです。
職人さんの繊細な技術が生かされた小物たちも!!
ここには色々な工房で作られた壁掛け時計が展示されていました。
ここに展示されている家具も小物も、全て購入することができますし、自分の好みの形にオーダーして作ってもらうことも可能です。
館内を案内してくれるガイドさんに、「灯(あかり)のたね」さんという工房の話をしたのですが、そしたら途中でわざわざその工房の職人さんが作った作品を出してくれました。
感謝!!
これは、旋盤で木材を薄く削り出して作ったランプシェードです。
アイディア、デザイン、技術、全てが一級品ですね。感動です!!
なんと書籍の販売もされていました
家具の展示販売場なのに何故こんなに沢山の本が? と思ったら、これは「長い冬に読書で豊かな時間を」という、前出の「ヒュッゲ」のテーマ展示だったんですね。
料理、音楽、読み物など様々なジャンルの本が1000冊以上も並べられたライブラリーから、ガイドの渡邊さんがお勧めの絵本を紹介してくれました。
これはインドの絵本で、一冊ずつに通し番号が打たれています。
何故か?
それは、1ページ1ページがシルク印刷された物だからです。
つまり版画と同じで、1冊が1点物だということなんですよ!!
いや~、時間がいくらあっても足りないほど見どころがいっぱいの旭川デザインセンター。
こんな素敵な場所を今まで知らなかったなんて…_| ̄|○
私が行ったのは平日だったので、他の来場者はほとんどおらず、ガイドさんを独り占めして館内を回る事が出来ました。
すぐ隣には「パレンタ」という、木工品のギャラリーを兼ねた地産地消のレストランがあり、食事をしながら木の芸術を堪能する事も出来ますよ(^^
【旭川デザインセンター】
北海道旭川市永山2条10丁目1-35
TEL. 0166-48-4135
営業時間:9:00~17:00
休館日:年末年始、お盆
この記事を書いた人:
hoshiboo
1959年産。
函館で生まれ育ちましたが、キャンプで全道を回るうちに道北の小さな集落に惹かれ
そこに友人も何人か出来てしまって、十数年前に移住。
山間部で家庭菜園を楽しみながら、時々旅している地産地消を推すおっさんです。
ブログ:Hoshiboo Works