童謡お正月の歌詞にも出てくる通り、凧あげは日本の冬の風物詩。
でも北海道では正月に凧あげはあまりしません。
単純に雪があって寒く天気もイマイチだからです。
そんな北海道で唯一凧あげ大会を行っているのが、日本海側にある苫前町。
風が強い町という特性を活かして始めたイベントも2020年で47回目!
手作りの凧が大空を埋め尽くす「苫前町凧あげ大会」を紹介します。
凧と蛸。苫前のお土産にタコ製品
「苫前町」ほとんどの人があまり馴染みない自治体かと思います。
留萌市から北へ40kmにある港町で、甘海老やタコなど魚介類が多く水揚げされています。
凧あげと蛸をかけているのか、当日は色々な蛸製品が売られていますよ。
ササメ(肺)、チュウ(生殖巣)といった普段見たことないような蛸の内臓系もあります。
見た目がちょっとグロテスクなんですがコリコリとした食感と、濃厚な味わいが意外と癖になりますよ。
試食もできるのでこの機会に食べてみましょう。
無料サービスの稚貝の味噌汁
苫前町はホタテの産地でもあります。
旭川市食べマルシェの名物にもなっている稚貝の潮蒸し!
60個以上入って200円という破格の値段で人気があります。
そんなホタテの稚貝をつかった味噌汁を無料提供していますよ。
大量に作っているので何杯でも飲むことができるので、屋台で販売しているフードメニューと一緒に食べてはいかがですか?
多種多様な凧が大空を舞う
凧あげ大会という名称なので競技が行われます。
連凧・小学生・中学生・一般・親子・大凧の6部門。
2020年は2月14日まで申し込むと、手作りの凧持参で大会に参加することもできますよ。
町内外多くの参加者が来るため、空高く舞う凧たちを見ることができます。
北海道内ではあまり凧を見かけないのでなかなか貴重な光景ですね。
空高く舞う大凧たち
凧あげ大会のメインは大凧!
小さい凧は強い風が味方して簡単に上がりますが、大凧はそうはいかないようです。
冬の苫前町は風が強いので上げるのにとても苦労していますね。
会場が崖の上なので失速して落ちてしまうと拾いに行くのも命がけ。
かなり厳しいですが留萌&宗谷地方が快晴ならば利尻富士も一緒に拝めるスポットなので、利尻富士をバックに空高く舞う大凧が見られるかもしれません。
(宗谷地方の天気が悪かったので写真には写っていませんが…)
色々な凧あげ競技が開催されますが、10時から12時までと非常に短いです。
凧あげ競技の後は、お楽しみ抽選会や餅まき(景品付き)も開催されるので、運が良ければ苫前町の物産品をもらうことができますよ。
会場には温泉も併設しているので、凧あげ見学をした後は苫前温泉で冷えた体を温めていきましょう。
■苫前町凧あげ大会
【開催】2月下旬(2020年は2/23)
【時間】9:00~14:00
【開催場所】道の駅風Wとままえ(ふわっととままえ)
【住所】北海道苫前郡苫前町苫前119-1
【アクセス】JR留萌駅から沿岸バス「羽幌」「幌延」行きに乗車し「苫前上町」で下車(1時間に1本)
※札幌からの都市間バスもあります
【HP】
http://www.town.tomamae.lg.jp/section/kyoiku/shakaikyoiku/l6j8rd0000000ayl.html
この記事を書いた人:コイチ