馬産地新冠町の山奥に、話題となっている廃校を使った美術館があります。
道内ローカルのみならずフジテレビ「トクだね」などにも紹介されたこともありますよ。
廃校舎を使ったおしゃれな美術館として話題となり、全国各地から新冠町の山奥まで観光客がやってきます。
世界中に衝撃を与えた世界最大の油彩画など、幻想的なディマシオ作品を存分に味わえる美術館です。
山奥だけど訪れてみたい、魅力のある太陽の森ディマシオ美術館を紹介します。
ジェラール・ディマシオって何者?
芸術関係に詳しくない人は恐らくディマシオって誰?
そんな疑問を思い浮かべるでしょう。(私も知りませんでした)
それでは、ジェラール・ディマシオについて簡単に説明しますね。
ジェラール・ディマシオは1938年生まれのフランス人です。
フランス幻想絵画の鬼才で1988年に日本で初めて公開され、日本での知名度も高くなりました。
92年から93年にかけて全国8会場を巡回した展覧会では25万人と多くの人が興味を持ち、独創性のある絵柄に日本でも多くのファンが生まれたようですよ。
廃校舎を利用した自然豊かな美術館
2008年で廃校となってしまった太陽小学校の校舎をそのまま利用した美術館です。
補修がほとんど必要ない立派な校舎で、ディマシオ作の世界最大の油彩画がすっぽり収まる運命的な校舎だったため、太陽小学校が選ばれたようです。
かつて子供たちが元気に通っていた玄関も、おしゃれなステンドグラスが貼られて素敵にリノベーションされていますね。
元校舎ということもあり、至るところに教室の雰囲気があり懐かしさも感じます。
かわいい猫スタッフ
太陽の森ディマシオ美術館には、白黒のマスク・トラ猫のトラ子・黒猫のカジママ。
かわいい猫スタッフが3匹います。
3匹とも館内を自由に歩き回っているのでどこかで出会えるかもしれませんが、黒猫のカジママは恥ずかしがり屋なので見つけるのが結構大変でした。
写真のマスクは人懐っこく、撫でられるのが好きなので猫と触れ合いたい人にもおすすめの美術館ですね。
迫力満点!世界最大の油彩画
幻想的なディマシオ作品が多く飾られている太陽の森ディマシオ美術館ですが、一番の見どころは何といっても世界最大の油彩画でしょう。
高さ9m、幅27mという超大作で、ディマシオは1人で3年の月日をかけて完成した作品です。
上下左右を鏡で囲んであるため、無限に広がる世界観を感じます。
しかも1日8回、9分間の光と音の演出プログラムもあるので、通常時とは違った雰囲気も味わえます。
芸術に興味がなく美術館にお金を払うのが嫌だった私ですらここは来てよかったと思える美術館でした。
ディマシオ作品以外にも野外には彫刻、元プールにはガラスの美術館なので芸術を思う存分楽しめる施設ですよ。
■太陽の森ディマシオ美術館
【住所】北海道新冠郡新冠町字太陽204番地の5
【アクセス】JR厚賀駅から太陽方面デマンドバスに乗車し、太陽の森ディマシオ美術館前で下車です
厚賀駅発12時10分、ディマシオ美術館発14時32分
(※この1便のみ往復ができます。月・火・木・土のみの運行です)
【開館日】4月~11月(土日の関係で少し前後することもあります)
【休館日】月火水(GWと7月中旬~9月は無休)
【開館時間】9:00~16:30
【入館料】1,100円
ディマシオ美術館ウェブサイト内に割引クーポンがあります
この記事を書いた人:コイチ