日高本線は苫小牧駅と様似駅を結ぶJR北海道のローカル線です。
2015年に低気圧による高波の影響で沿線各所で線路下の土砂の流出が発生し、代行バスによる運行がなされています。
アポイ岳を望む静かな駅舎
様似駅は昭和時代の趣が強く残る木造の簡易駅舎です。
昆布漁で栄えた様似の人々の旅の発着駅として、地元の方から親しまれています。
日高山脈の南端、襟裳岬の最寄駅でもあります。
襟裳岬はここから車で40km。
物寂しい駅ホーム
列車が来ないため利用がなくなった駅ホームは物寂しい雰囲気が漂っています。
線路は錆つき、至る所で草が生い茂っています。
通常駅ホームに入場する場合、入場料が徴収されますが、列車が来ないため出入りは自由になっています。
国鉄時代にはここから襟裳岬方面を周り、十勝地方の広尾駅を結ぶ日勝線の建設が計画されていました。
その計画は日中戦争により鉄資源の確保が急がれたため、あえなく頓挫してしまいました。
鵡川駅と様似駅を結ぶ列車代行バス
現在、日高本線は苫小牧駅〜鵡川駅間を普通列車、鵡川駅〜様似駅間を列車代行バスにて営業を行っています。
列車代行バスには列車に乗車するのと同様に切符を買うことで乗車できます。
青春18きっぷでも乗車可能です。
バスは太平洋沿いを進むため美しい車窓がご覧いただけます。
夕方は西日が眩しいのでご注意を。
■JR北海道 日高本線様似駅
住所:北海道様似郡様似町大通1丁目
この記事を書いた人:シュガー
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