小樽・積丹

廃線・岩内線跡探訪

1905年に岩内~小沢間を結ぶ馬車鉄道として開通し、北海道鉄道(現函館本線)との連絡によって、当時豊漁を誇っていた日本海のニシンその他海産物や、沿線の炭鉱から出る石炭の輸送等で活況を呈していた岩内線。

1949年に旧国鉄に移管されましたが、その後ニシンの不漁、炭鉱・鉱山の閉山が続き、1968年には早くも赤字路線として廃止対象となり、1985年に全線廃止となりました。
(現存するJR北海道函館本線の)小沢駅を出た汽車は、次に国富駅に停まりました。

国富には、銅を産する銅山があったからです。

写真は、かつての駅跡のはず…と、古い航空写真でチェックし行ってみたのですが、どうも位置が合わない。

でも線路の跡やホームの段差らしき跡が残ってるんですよねぇ~…。

なんか腑に落ちないなぁと思っていたら、後日廃線研究家から連絡があり、そこは貨物のホームだったところだという事が分かりました。

旅客のホームはここより少し南側だったのでした(^^;

えっ!! 今でもここから汽車に乗れるんじゃないの?!!

小沢から出た汽車は国富を経由して、ここ幌似駅へ。

ふふーん。鉄道ファン、廃線ファンにはたまらない風景でしょ?(´罒‘)✧

1919年に建てられたこの幌似駅は、レトロな雰囲気を残したまま現存していました。

まるで窓口で切符を買って汽車に乗れるかのような雰囲気が漂っているじゃないですか!!

どれどれ、中に入ってみましょうかね。
凄い!! 運賃表まであって、まるで今でも営業しているかのような佇まいじゃあ~りませんか!!

鉄道ファンじゃなくても嬉しくなっちゃいます(´▽`)

なになに? ホームも残ってるって?
ウワーオッ!!
綺麗に整備されたホームと線路、そして線路の上には客車までも!!

地元では歴史資料と観光資源の両方の意味で残しているのでしょうが、古くなったものは何でもかんでも捨ててしまうご時世にあって、こういう風にかつての歴史を今に留める活動は意味のあるものだと思いました。

この後、次の前田、西前田駅の位置が比定出来ずに諦めて、終点の岩内駅跡に向かいました。

そして岩内駅跡には!!

残念ながらもう岩内線があった当時の面影は全く無く、代わって駅跡にはバスターミナルや道の駅が出来、観光シーズンには、日本海の海の幸で大賑わいになっています。

「道の駅いわない」には地元産の海産物・農産物がおかれていて、あと、写真無いですけど、駐車場周辺には地元産の新鮮海産物を販売する店や、魚介をBBQで焼いて売ってる店とか、めっちゃありますよ~(^^♪

観光地を巡るだけじゃなく、少し昔の北海道に触れる旅もまたオツなものです。

ふふふっ。

【廃線岩内線跡地】

北海道岩内郡共和町小沢~北海道岩内郡岩内町万代(現・道の駅いわない)

この記事を書いた人:hoshiboo

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