日本最北の秀峰「利尻山(利尻富士)」
宗谷地方西海岸からは美しい風貌が楽しめます。
日本百名山に選定されている利尻山は、利尻島へ訪れる観光客の人気スポットです。
標高は低いですが、高低差が1700mあるため富士山なみに厳しい行程ですが、登頂したときの喜びは何とも言えないものです。
今回は利尻山登山について紹介します。
登山前に利尻のおいしい水を
利尻山は、利尻富士町の鴛泊ルートと利尻町の沓形ルートがあります。
沓形ルートは登山口までも遠く道もあまりよくないため一般的ではありません。
今回は一般的な鴛泊ルートをご案内します。
鴛泊ルートの登山口には、日本名水百選にも選ばれた甘露泉水があります。
冷たくておいしい水なので登山前にここの水を汲んでから行きましょう。
8合目までは普通の山道
高低差1700mありますが、序盤はゆるい道のためそれほどきつくありません。
5合目までは鬱蒼とした森の中を歩きますが、5合目からは森を抜け利尻の町並みや礼文島が見えてきます。
少し疲れが出てきた頃に綺麗な景色が見えるのは嬉しいです。
利尻山の山頂が見える8合目
登山口から2~3時間ほどで8合目に到着します。
ここで標高1200mほどです。
頂上までは高低差500mほどあります。
距離は短いですが高低差があるためここから先急斜面になります。
8合目に避難小屋があります
8合目付近には避難小屋があります。
大雪山系の避難小屋ほど大きくないため大人数は泊まれませんが、数人なら問題ありません。
夏でも気温は一桁になることもあるので、泊まる場合は羽織るものもあったほうがよいです。
トイレはありませんので携帯用トイレを持参する必要があります。
避難小屋に泊まった場合は、利尻山からの夕日と朝日両方見ることができますよ。
ラストが難所
沓形コースと合流する9合目から山頂までは、急斜面で路面も悪い難所なので注意です。
ロープ等ありますが気をつけて歩きましょう。
このあたりから貴重な高山植物も見ることができます。
標高1,721mの山頂
登山口から5時間ほどで頂上です。
写真は雲海ですが晴れた日はサハリン、空気が澄んでいるときは大雪山系の山々まで見られる絶景の山です。
北海道の中ではかなり難易度の高い山なので、ここが登頂できたら北海道内大半の山を制覇することできますよ。
■利尻山
【アクセス(鴛泊登山口)】鴛泊フェリーターミナルから3.6km(徒歩で約1時間)
※早朝のタクシー営業は行っていません。島内の宿に宿泊した場合は送迎してもらえます。
この記事を書いた人:コイチ