6月から8月にかけて、北海道内ではウニ漁が解禁となります。
北海道内のウニ漁が盛んなところは奥尻島、利尻島などたくさんありますが、その中でも人気が高いのが積丹町です。
うに漁解禁になると、積丹町内の至るところで生ウニ丼を提供している旨の看板が出ます。
札幌市内から100km圏内ということなので、週末になると多くの札幌市民がウニを求めて積丹町へドライブしに行きます。
ウニって何者?
ウニというと通常剥いてある状態ですが、さばく前は栗のような硬い殻に覆われています。
硬い殻に覆われていて貝のように思いますが、なまこやヒトデと同じ仲間です。
オスとメスがあるのですが外見では全く判断できず、割ってみた身の色で判断します。
オスの精巣は赤色っぽく、メスの卵巣は黄色です。
あの美味しい物体はウニの生殖巣だったのです。
ちなみに精巣の方がやや赤っぽく濃厚な味わいで美味しく値段も高いです。
ウニは積丹町のシンボル
最近マンホールのデザインが密かなブームになっています。
大抵その土地の特徴などをデザインしています(札幌市:時計台など)が、積丹町はウニを描いたデザインです。
それだけ積丹町といえばウニっていうのが浸透しています。
美しい積丹ブルーが美味しさの秘密
積丹半島は山々が岩盤でできているため、降り注いだ雨が濁ることなく海に流れるので美しい青い海となっています。
この透明度の高い水は栄養満点で濁りがないため、昆布や海藻が太陽の光で光合成しやすいです。
よく育った昆布を食べているため、積丹半島のウニは美味しくなっています。
どこがオススメなの?
積丹町には生うに丼提供店がたくさんあるので、一体どこがいいのか迷うところです。
地元の漁師の方に聞いたのですが、実はどこで食べても同じウニを使っているので味に差はないとのことです。
グラムあたりの料金もすべて一緒のため、値段の違いはウニの量とのことです。
そのため行列していないお店でも悪いものではなく、美味しいウニが食べられます。
町内の生ウニ丼の値段は2~3000円程度です(写真は2000円で提供していたお店です)
■積丹町
【アクセス】JR小樽駅から北海道中央バス積丹余別、神威岬行きに乗車し、積丹入舸から草内までの間で下車(1日6本)
【ウニ漁の時期】6~8月
この記事を書いた人:コイチ