旭川駅の南側にある旭川市大雪クリスタルホールには、旭川市博物館、旭川市音楽堂、旭川市国際会議場によって構成しています。
駅と神楽地区を結ぶクリスタル橋が完成したため、旭川駅から徒歩圏内になりました。
今回は旭川市博物館について紹介します。
ゴールデンカムイで注目のアイヌ文化をわかりやすく解説
2008年に旭川市博物館はアイヌ文化を中心とした施設にリニューアルしました。
館内には多数の人物模型があり、アイヌの人々の伝統的な生活の様子を臨場感いっぱいに再現しています。
漫画での解説もあるので子供にもわかりやすい内容となっています。
北海道にもあるストーンサークル
アイヌ文化のほかに近隣の遺跡も紹介しています。
ストーンサークルというとイギリスが有名ですが、旭川市内に神居古潭ストーンサークルがあります。
ほかに斜里町の朱円ストーンサークル、小樽市の忍路ストーンサークルなど北海道内には多くありますが、その作られた形跡についてはいまだ謎が多いようです。
博物館の中央にあるシンボルツリー
博物館は2層構造で、中央の吹き抜け部分には旭川の森林をシンボル化した樹木が配置されています。
ぱっと見、ただ木があるようにしか見えませんが、よく見ると木に小鳥たちが住んでいます。
階段に備え付けてある双眼鏡で確認することができます。
どんな小鳥たちがいるか探すのも楽しいですよ。
旭川にも路面電車が走っていた
1階は旭川市の歴史コーナーです。
あまり知られていませんが、旭川市にはかつて路面電車が走っていました。
駅前からロータリと旭橋をわたって春光まで行く路線と、4条まで行く路線があったようです。
そんな路面電車が走っていた頃の貴重な旭川市の写真も展示されています。
旭川電気軌道という名前だけが今もバス会社として残っています。
絶滅危惧種ナキウサギ
大雪山系の麓の町なので、自然コーナーも豊富です。
なかなか見ることができない動植物の剥製があります。
なかでも一番あってみたいのはナキウサギです。
かなり小さく岩と同化するため見つけるのが非常に難しいので、出会えたらラッキーです。
旭川市では
・川について学べる川のおもしろ館
・屯田兵や旧陸軍第七師団について学べる北鎮記念館
・より深くアイヌ文化を知ることができる川村カ子トアイヌ記念館
といろいろな博物館があります。
天気が悪い日などは博物館めぐりもおすすめです。
旭川市博物館
【アクセス】JR旭川駅から徒歩15分
【料金】300円(サイパルとのセット券500円)
【開館時間】9:00~17:00
【休館日】10月から5月の第二・四月曜日、12/30~1/4
この記事を書いた人:コイチ