市街地を歩く白装束のみそぎ行列
寒中みそぎ祭りの本祭は、翌日の午前10時にスタートします。
ただ函館市内で宿泊した場合は、午前10時頃に道南いさりび鉄道も路線バスもないため、新幹線利用となります。
前夜祭での厳しい水ごりを終えた4人の行修者たちは、出御祭の儀式を終えて白装束をまとい、市街地を歩きながらみそぎ浜へと向かいます。
真冬の津軽海峡で行われる海中みそぎ
御神体を抱いた4人の行修者たちは、これから身も凍りつく極寒の津軽海峡の海へと入っていきます。
ここから豊作と豊漁を願う寒中みそぎ祭りのクライマックスを迎えます。
勢いよく海の中に入り、円陣の中心に御神体を浮かべ激しく水しぶきをあげ、御神体にかけるためお互いの体にも勢いよくかかります。
晴れている日の日中は気温がプラスにはなりますが、それでも1桁なので寒いため、神事が終わり浜から上がってくる行修者たちの体は真っ赤になっています。
浜辺には舞台が用意されており、海から上がったあとに最後の水ごりが行われます。
前夜祭同様最後は四方を取り囲んだ見物客にも水をまきます。
この水にかかると1年間無病息災でいられるということから、積極的にかかろうとする人もいます。
また水ごりが終わったあとの舞台に敷いてある藁を持ち帰ると、ご利益があるとも言われています。
美味しいはこだて和牛や木古内グルメを味わう
みそぎ浜の隣にあるみそぎ公園では、海中みそぎが終了すると、はこだて和牛ぐるめフェアを開催します。
ここで木古内町自慢のはこだて赤牛を味わいましょう。
他にもほたて炙り丼、みそぎ鍋、こうこう汁と木古内グルメをお手軽価格で楽しめます。
寒中みそぎ祭りのラストを締めるのは餅まきです。
前夜祭でも餅まきはありますので、両方参加すると2回紅白餅を貰うことができます。
本祭が土日と重なると非常に混雑しますが、平日の場合は比較的人は少なめです。
お休みが取れる方は見に行ってみてはいかがでしょうか。
水ごりと海中みそぎは間近でみるととても迫力がありますよ。
■寒中みそぎ祭り
【開催場所】佐女川神社およびみそぎ公園
【開催時期】1月13日から1月15日
(前夜祭)1月14日(本祭)1月15日 13日は行修者のみの行事です。
【時間】(前夜祭)17:00~19:10(本祭)10:00~14:00
【アクセス】道南いさりび鉄道および北海道新幹線「木古内」駅で下車です。
この記事を書いた人:コイチ