男鹿半島の伝統行事「なまはげ」
日本一人口の少ない市として有名な北海道歌志内市は、かつての炭鉱時代は4万6000人いた人口も現在はわずか3500人です(中札内村よりも人口が少ないです)
そんな旧炭鉱町で地域活性化を図るため、東北出身者が多かった歌志内市で「なまはげ祭り」が実施できないかということから始まりました。
毎年2月第1日曜日に開催され、多くの人達がやってくるようになりました。
男鹿半島へ行くより行きやすい
歌志内市がどこにあるのか大半の人がわからないと思いますが、札幌市や旭川市から近く、高速道路のインター(砂川インター)もすぐそばにあるので、結構簡単に行けます。
そのため普段ほとんど人がいない歌志内市に、大勢の観光客がやってきます。
駐車場の台数があまり多くないので、早めに行かないと遠くに駐車になります。
ちなみに東京からの場合、男鹿も歌志内も所要時間はあまり変わりません。
無病息災の願いを込めたなまはげ踊り
歌志内の「なまはげ」には物語があります。
昔北海道が蝦夷と呼ばれていた頃、「なまはげ」が秋田から海を越え山奥に住みつきました。
普段滅多に里に降りてこない「なまはげ」達でしたが、大雪が降った寒い冬には里におりてきた「なまはげ」たちにアイヌの人々が火を焚いて食べ物を用意していました。
それを喜び山に帰った「なまはげ」たちでしたが、その年は子供たちが病気せずに健やかに育ったそうです。
そんな願いを込めて「歌志内なまはげ祭り」では「なまはげ踊り」が踊られます。
悪い子はいねが~
なまはげ踊りが終わると、ステージからなまはげ達が降りてきます。
秋田県とおなじく「悪い子はいねがー」と言いながら子供たちの元へとよっていきますが、子供たちはトラウマになってしまうのではないかというくらい大泣きです。
怖そうに見えますが、記念撮影には快く応じてくれます。
北海道っぽくないですが、男鹿半島まで行くのは少し大変なので、歌志内市で秋田へ行った気分になってみませんか?
■歌志内なまはげ祭り
【開催場所】うたみん駐車場特設会場
【アクセス】JR砂川駅から北海道中央バス「赤平」、「上歌新栄町」行きに乗車し「歌志内市街」で下車です。(1時間に1~2本)
【開催時期】2月第1日曜日
※2019年は2月3日に開催します
この記事を書いた人:コイチ