北海道でそば祭りというと、日本一の蕎麦の産地幌加内町のそば祭りが有名ですが、十勝地方の新得町の新そば祭りも毎年2万5000人以上が訪れる人気のそば祭りです。
町内のお蕎麦屋さんや手打ちそば団体が出展する蕎麦屋台村には各店自慢のツユやトッピングを乗せた新そばを提供します。
『とれたて』『挽きたて』『打ちたて』『茹でたて』の『4たてそば』が堪能できるのは新そば祭りならでは。
薫り高い新そばを求め十勝地方以外からも多くの人が訪れます。
町内のお店が10店舗
幌加内町は道外の出店もあるため多くの蕎麦屋台が立ち並びますが、新得町のそば祭りは町内のお店のみなので10店舗とやや少なめです。
色々と食べ比べてもらいたいということもあり1杯あたりの量は少なめで、値段も300円とお財布にも優しい感じです。
蕎麦粉はどの店舗も新得町産なので蕎麦自体はそこまで大差はないですが、汁がそれぞれ違う味わいなので食べ比べるのが楽しいですね。
トッピングは100円から
お店によって特色のあるトッピングですが、トッピングは種類によって100円~200円と比較的安価な設定となっています。
定番の海老天から新得地鶏やゆり根といった地元の特色を生かしたものまであります。
トッピングをつけても500円しないで食べられるものが多いので、幌加内町のそば祭りよりも安く色々と食べ比べができるのがよいですね。
ただ来場者数は多いので購入するまで結構かかるので根気よく待つ必要がありますね。
新得町は自衛隊の町
蕎麦を提供するのに大切なのがお湯。
沢山の人がやってくるそば祭りなのでお湯は沢山必要となります。
そんな沢山のお湯をどうやって作っているのか、それは自衛隊が協力しています。
ここ新得町は自衛隊の演習場もある町なので、自衛隊の車を使って大量のお湯を作っています。
戦車みたいな特殊車両がやってきてここで絶えずお湯を沸かしている様子が見らます。
北海道内色々な場所でそば祭りを行っていますが、こんな様子が見られるのは新得町だけかもしれませんね。
トムラウシ温泉も登場
蕎麦を茹でるお湯以外にも、遠く離れたトムラウシ温泉のお湯もそば祭り会場に登場します。
このお湯は足湯として提供され、並ぶのに疲れたらほっと一息できるようになっています。
同じ町内にあるトムラウシ温泉ですが、市街地から50km以上も離れており、途中から砂利道となるため秘湯とも言われている辺境の地です。
そんな秘湯をそば祭り会場で楽しめるというのもいですね。
そば粉を使ったアレンジメニューも
そば祭り会場では、蕎麦以外にもそば粉を使ったアレンジメニューもあります。
“そば稲荷”、“そばクレープ”、“そばおやき”とありこちらも値段はかなりお求めやすくなっています。
特に“そばおやき”は、今時珍しい100円以下。
安いですがしっかりと蕎麦の香ばしい香りも生地からしているのでなかなか侮れないですよ。
わんこそば大会も実施
ステージイベントは、音楽イベントとわんこそば大会があります。
幌加内町の方は有名なアーティストが登場しますが、新得町はローカルな人が多いですね。
わんこそば大会の方は、申し込み多数の場合は抽選となるため見事抽選に選ばれないと壇上には上がれませんが、優勝すると新得町の特産品が貰えます。
以前見事当選して壇上に上がれましたが73杯で惜しくも2位のため何ももらえませんでした。(80杯以上食べられれば優勝できる可能性が高いですよ)
道東道が開通したため以前よりも札幌からのアクセスがしやすくなったため十勝地方以外の人も多く訪れるようになった「しんとく新そば祭り」。
9月下旬に開催されるので涼しくなって過ごしやすい時期に新得町へ新そばを食べに行きましょう。
■しんとく新そば祭り
【開催】9月最終日曜日(2023年は9月24日)
【開催時間】10:00~16:00
【開催場所】新得町保険センターなごみ前駐車場
【アクセス】JR新得駅から徒歩8分
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話