大沼・松前・長万部

「濁川温泉・新栄館」200年以上の歴史を誇る温泉街に佇む昭和レトロあふれる秘湯の温泉宿

函館近郊で温泉街というと湯の川温泉が有名ですが、森町の山間部にも数軒の温泉宿や日帰り入浴施設が立ち並ぶ濁川温泉があります。

国道5号線沿いに看板があり山間部方面へ6kmほど進むと温泉街があります。

かつては濁川温泉までの路線バスもありましたが、現在は濁川温泉発が平日早朝に1本あるだけと往復できないので車でないと行くのがきつい函館近郊の秘境感あふれる温泉街です。

日帰り入浴施設が1軒、温泉旅館が4軒ありいずれも日帰り入浴が可能です。

今回訪れたのは濁川温泉の中でも古くから営業しており秘境感あふれる“新栄館”にしました。

200年以上の歴史を持つ温泉

濁川温泉の発見は古く、1798年と200年以上も前に発見されました。

本格的な湯治場となったのは、1807年で探検家として有名な間宮林蔵も病気回復の為に訪れたことがある温泉です。

濁川地区には、160か所もの源泉があり、温泉以外にも地熱の蒸気を利用してのハウス栽培や、地熱発電もしています。

ここ新栄館は明治36年に開湯した歴史ある宿で、旧館の建物は昭和レトロな感じあふれるまさに秘湯といった気分になります。

かつて混浴だった

かつては混浴だったようですが、現在は男女別となっており女性の方が新館の綺麗なお風呂となりましたが、男性の方はかつての湯治場として利用されていた昔のお風呂が堪能できます(今も女性が入ることは可能なようです)。

源泉温度は48度もあるため非常に熱く、それが直接そそがれているため非常に熱いです。

浴槽は全部で3つあり、田んぼの畦道のようにお湯を通す溝があり、そこからお湯が注がれていて溝が一番長く敷かれている浴槽が比較的温めで入りやすいです。

アメニティー類はいないのでご注意を

湯温は熱めですが、神経痛や筋肉痛などに効果があるため疲れが取れる気持ちのいい温泉です。

アメニティー類などがなくシャワーもないため、どちらかというと通好みな感じの入浴施設となっています。

濁川温泉には、“にこりの湯”という日帰り入浴施設がありここが濁川温泉の元湯となっています。

こちらは一般的な入浴施設でアメニティー類も用意されていますので、綺麗な浴場がいいという人は、“にこりの湯”をお勧めします。

泉質が良くとても癒される200年以上の歴史を誇る道南の名湯“濁川温泉”を堪能してみませんか。

■濁川温泉・新栄館

【住所】北海道茅部郡森町濁川49

【アクセス】函館駅から函館バス[310]に乗車し「下濁川」で下車徒歩70分(1日4本)

【日帰り営業時間】8:00~20:00

【入浴料】400円

【定休日】不定休

この記事を書いた人

コイチ

気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)

179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww

たま~に本州にも出没してます。
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