足寄市街地から30km以上離れた山奥にひっそりとある秘湯“芽登温泉(めとおんせん)”。
道路は未舗装、docomo以外のスマホの電波も入らない秘境の地でありながら、明治時代から開湯している歴史ある温泉です。
館内にはWi-Fiがありますが、電波が微弱なのでそこまで性能はよくないのであしからず。
こんな山奥に来た時くらいは日ごろの喧騒を忘れのんびりと過ごすのもよいかと思います。
源泉かけ流しの温泉
芽登温泉は、大雪山系から流れるヌカナン川のほとりにある温泉です。
源泉は川辺から湧き出る自然湧出の源泉温度はなんと60℃。
そのままの温度ではとても入れる温度ではないため、パイプで館内へ温泉水を通す際に川の水で冷やして提供されています。
そのため加水ではなく正真正銘の100%源泉かけ流しの温泉が楽しめますよ。
秘ながら浴室が綺麗湯
秘湯というと掘っ立て小屋でお風呂もあまり綺麗ではないそんなイメージがあるかもしれませんが、芽登温泉外観こそ古臭いですが浴室はとてもきれいです。
川側と山側に浴室がありそれぞれ内湯がふたつと露天風呂がひとつ。
山側の方が広めの露天風呂がありますが、露天風呂の奥には広い混浴風呂があります。
宿泊の場合ちょうど食事をとっている19時頃に二つの浴室が入れ替えとなるので両方の浴室が楽しめますよ。
湯あみ着着用の混浴
秘湯に行くと多い混浴ですが、芽登温泉の場合裸ではなく湯あみ着着用です。
湯あみ着は日帰り入浴の場合別途300円かかりますが、宿泊の場合は無料です。
混浴の浴室は比較的温度が温めなので、景色のよい温泉でのんびりと過ごせますよ。
夜はほぼ貸し切り
芽登温泉は宿泊も可能です。
1泊2食付きで8500円からなのでそこまで高い宿泊施設ではありません。
宿泊の場合、24時間温泉に入ることができます。
部屋数が10部屋しかなく宿泊者数も少ないため夜はほぼ貸し切りのような状態になり、素晴らしい温泉を独り占めできます。
晴れの日が多い十勝地方なので、冬でもすっきりとした星空の下で贅沢なひと時が過ごせます。
送迎等もないため足がないと行きにくい温泉ですが、夏よりも冬の方が人が少なく朝には霧氷やダイヤモンドダストも見られるのでお勧めですよ。
■芽登温泉(めとおんせん)
【住所】北海道足寄郡足寄町芽登2979
【アクセス】公共交通機関はありません
上士幌または足寄市街地からタクシー利用です(上士幌の方が若干近いです)
【日帰り入浴時間】11:00~18:00
【定休日】月曜日
【日帰り入浴料金】600円
【宿泊料金】1泊2食付き8500円~
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話