札幌市内から230kmの所にある美深町。
かつて日本一の赤字路線だった美幸線が走っていた道北の町です。
トロッコ王国とラーメンの種類が異常に多い井上食堂が有名な町ですが、それ以外にも日本最北の高層湿原があったりもします。
今回紹介するのは日本最北の高層湿原“松山湿原”を紹介します。
※高層湿原…周囲から流入する水が届かない高さまで泥炭表面が発達した湿原。有名な所ですと尾瀬ヶ原も高層湿原です。
美深市街地から30km
松山湿原へは美深町市街地から30kmも離れた山奥にあります。
途中の天竜沼まで車道が整備され車で行くことができ、天竜沼付近に駐車場も用意されています。
天竜沼にも遊歩道があり沼の周りを散策することができますが、一周する道は途中で道が閉ざされており現在は半周しかすることができません。
紅葉の時期は、水面に映る木々が綺麗な所ですよ。
天竜沼から登山道
松山湿原は高い場所にある湿原なので、空知地方の雨竜沼湿原同様登山をしないと見ることができません。
登山道は比較的整備されているので、運動靴ならば問題なく歩くことができます。
標高797mの松山湿原までは約1kmの道のり。
天竜沼から30分ほどで到着することができます。
視界が開けている所が多いので、道中美深町の広大な森林地帯の光景を目の当たりにすることができます。
秋ならば黄色く染まった木々たちも見ることができますよ。
木道が整備されている松山湿原
天竜沼から30分かけて登った先には開けた湿原が待っています。
夏場はワタスゲで白くなった光景が楽しめます。
写真は秋だったためワタスゲ他すべての花が終わってしまい茶色くなってしまいますが、夏よりも空の色が濃く枯草の中にたたずむ松の木がとても美しく見えますよ。
3つの池沼がある
松山湿原には3つの池沼があり、木道で1周することができるようになっています。
秋晴れの日には空の色が映えてとっても綺麗な所です。
訪れる人はほとんどいない秘境の地ですが、道はしっかりと整備されているので安心して歩くことができます。
注意点は熊の出没が多いので、音の出るものなどを持って散策することをお勧めします。
■松山湿原
【住所】北海道中川郡美深町仁宇布
【アクセス】JR美深駅から美深町デマンドバス仁宇布行きに乗車し、仁宇布で下車です。(1日5本 ※予約制で日曜日運休)
※仁宇布から天竜沼までは約5km
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話