「清水沢ズリ山（清水沢駅下車）」炭鉱町のシンボルズリ山から炭鉱住宅を眺めよう

清水沢地区で最も大きいズリ山

夕張支線に乗車する人はどこも寄らず往復するだけの人が多いですが、途中駅で下車して散策をしながら炭鉱町の雰囲気を味わうのもおすすめです。

まず1箇所目は南清水沢駅を下車して清水沢駅方面まで向かう途中に「清水沢ズリ山」があります。

ズリ山とは、炭鉱で採炭した石炭を、選炭工場で製品と生産する石炭と不要な岩石とに選別し、その不要な岩石を捨てるために積み上げた山です。

高低差60m

ズリ山には散策路が有り、階段もあるので登りやすいですが、登る際は自己責任で登りましょう。

スノーシューなどがあれば冬でも登ることができます。

高低差は60mなので札幌市内のモエレ沼公園のモエレ山と同じような規模です。

山頂までは10分もあれば登ることができます。

360度の展望が楽しめます

頂上まで登ると360度の展望が楽しむことができます。

JRの車窓からは比較的新らしめの住宅しか見えないため、炭鉱町の雰囲気は味わえませんが、南清水沢駅から近い清陵町や清栄町の住宅を上から眺めることができます。

昭和58年の写真がズリ山に飾ってありますが、住宅街の光景はあまり変わっていません。

ほとんどが空家ですが当時の炭住がかなり残っているため、炭鉱が栄えていた頃の清水沢の様子が楽しめます。

旧北炭清水沢火力発電所の全体がみられます

清水沢からシューパロダム方面に向かう際に少し見える旧北炭清水沢火力発電所が、ここからは全体を見ることができます。

5月から10月までの月曜日から土曜日にかけては見学することができます。

ゆっくりと散策しながら清水沢駅まで約2時間の道のりです。

おそらくJRがない時間帯になるため、夕張方面へは路線バスもあるので、路線バスと鉄道を組み合わせると夕張の散策の範囲が広がります。

この記事を書いた人：コイチ