函館市街地から恵山方面への抜け道として利用する人も多い道道41号線。
国道278号線よりも距離は短いですが民家も全くない山間部を走行しないと行けません。
途中で戸井町原木地区へと行ける道道970号線という全区間未舗装で狭い山道があります。
この道道970線を少し進んだ所にある信仰の山“丸山龍神宮”です。
旧戸井町民の信仰の山
温川に沿った林道のような未舗装の道道970号線を2kmほど進むと山中にやや古そうな木製の鳥居が出てきます。
ここが丸山龍神宮への入口です。
山で働く人には「山の神」として、漁師の人には「大漁の神」として大切に信仰されている霊場です。
この日は山に雲がかかっており、靄がかかっていて霊場という雰囲気が非常にあり厳かな空気が漂っていました。
マナーを守って参拝しましょう
鳥居をくぐり山頂にある祠へと向かうのですが、鳥居横にはちょっと怖そうな文字で神罰があると書かれていて何とも物騒な雰囲気があります
ただ書いてある内容をよく読むと『禁煙』『刃物持ち込み禁止』『植物採取禁止』『ポイ捨て禁止』とごく一般的なマナーが書いてありました。
普通に登る分には何も問題はありません。
ただ山頂付近はやや急な場所があるため登山慣れしていない人には少し厳しいかもしれません。
そんな人向けに鳥居の横にクマよけの鈴付きの鉄の棒があるので、これを杖代わりにすると少しは楽かもしれません。
参道は登山道のよう
あまり来る人は多くなさそうな丸山龍神宮への参道ですが、ある程度草刈りがしてあり道は思っていたより悪くありませんが登山って感じはします。
参道脇は雑草が多いですが、時折ランのような花も咲いていたりするのでちょっとした発見もあったりします。
山頂までは500mもないため30分もあれば上まで行くことができますよ。
標高380mにあるお社
標高380mの所にお社があります。
これが丸山龍神宮の本殿で大漁祈願などのお参りをしていた場所なのですが、山頂はここではなく、この横にまだ道が続いています。
行程差は20mちょっとで、山頂までの距離もわずかですがここからはロープを使いながら登るような急斜面となります。
山頂付近は札幌の八剣山のようなギザギザとした所なので今回のように霧となっているときは足元が滑りやすく滑落の危険もあるので登る際には慎重になってくださいね。
伝説が残る洞穴
慎重に急斜面を登り終わると「お穴」と呼ばれている洞穴があります。
穴の中には丸石が祀られていました。
ここが戸井海岸に浮かぶ武井の島の鮫穴とつながっている穴という伝説が残っています。
ここから龍神が現れて人々の信仰の山となっているようです。
現在でも写真を撮ると何か不思議なものが映ったりすることもあるようですよ。
この日は霧で全く景色は見えないですが、すっきりと晴れた日だと函館山が見えたりするようです。
■丸山龍神宮
【住所】北海道函館市丸山町
【アクセス】公共交通機関はありません
※一番近いバス停は「ふれあい湯遊館」。ここから9.4km徒歩2時間10分
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話