摩周湖、屈斜路湖、川湯温泉などの観光地がある弟子屈町。
酪農のイメージはそれほど高くない所ですが、弟子屈市街地から少し離れたところにある渡辺体験牧場は名前の通り色々な酪農体験ができる牧場です。
餌やり、乳しぼり、乳製品の作成など色々な体験メニューが用意されています。
雨でもできる体験メニュー
単体のコースもありますが、せっかく来たのならば色々と体験したいのでセットコースがお得です。
セットコースは半日かかるものから1時間程度と全部で5種類。
雨でもできるメニューもあるので、悪天候で周辺を観光できない時にもお勧めできるところです。
フードコートもある
体験メニュー以外にもフードコートもあります。
牧場のしぼりたて牛乳を使ったソフトクリームや自家製チーズを使ったパンやビーフカレーなどちょっとした軽食も食べられます。
晴れた日ならば牧場内で食べるジンギスカンもいいでしょうね。
乳しぼりと草原のトラクター周遊コースを体験
色々な体験メニューがありますが、今回は2,000円の乳しぼりと草原のトラクター周遊コースを体験してきました。
このコースではまず牛の餌やりを行い、その後トラクターでの牧場内周遊、乳しぼり、牛乳の試飲の4つができます。
だいたい1時間程度の行程です。
まずは牛の餌やり
最初に行うのは牛の餌やりです。
道路を挟んで反対側にある牛舎にいる牛たちに餌を与えます。
与える餌は草を固めたキューブで、これを手に乗せて牛に直接与えるのですが、すごい勢いで食べるので手も一緒に食べられます。
鋭い歯ではないので痛くはありませんが、何とも言えない生暖かさはここでしか体験できないかもしれませんね。
小さな子供にはちょっと怖いかもしれません。
トラクターで出荷されて牧場周回
餌やり後はトラクターに揺られて牧場内を周回します。
実際に牛をのせるトラクターに人間が乗車して出荷されるような体験ができます。
気分はまるでドナドナです。
この時牧場のスタッフが記念撮影をしてくれますよ。
70haの広大な牧場
渡辺体験牧場の敷地は70haもあります。
東京ドームで例えるならば約15個分もある広大な土地です。
隣にある家までは約1kmあるので回覧板を届けに行くときは車というのは道東ではよくあることです。
そんな広大な敷地内に入って雄大な北海道を体感できるのも牧場ツアーならではですね。
一番見晴らしのいいスポットでトラクターは停車し記念撮影タイムとなります。
最後は乳しぼりと牛乳の試飲
トラクター周遊の後は乳しぼり。
やり方を説明した後実際に乳牛から乳をしぼります。
意外と簡単に出てくるのですが一回のしぼりで出てくる量はほんの少し。
コップ一杯貯めるには非常に時間がかかるので、通常は搾乳機で行います。
乳牛一頭から1日あたり絞りだせる牛乳の量は20Lくらいだそうです。
しぼりたて牛乳は菌がいるためそのまま飲めないので試飲は製品となっている牛乳ですが、渡辺体験牧場の牛乳「牛のおっぱいミルク」は低温殺菌で15分間と手間をかけていることもあり牛乳本来のコクと甘みが味わえる濃厚な牛乳です。
ちなみに屈斜路プリンスホテルや川湯温泉の忍冬に宿泊すると朝ごはんで出てきますよ。
デラックスコースの場合はこの後バターづくりとアイスクリームつくりがあります。
観光地ぼったくりでない良心的な価格なので摩周湖方面へ観光に出かけた際に立ち寄って酪農体験をしていきたいところですね。
■渡辺体験牧場
【住所】北海道川上郡弟子屈町弟子屈原野646-4
【アクセス】JR摩周駅から阿寒バス川湯大鵬記念館行きに乗車し、川湯分岐で下車(1日3本)
【営業時間】9:30~15:30
【定休日】不定休
【料金】体験メニュー2000円から~
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話