渡島地方最北の長万部町。
ちょっと不気味なご当地キャラ“まんべくん”が有名なところですが、長万部市街地から山間へ20kmほど進んだ場所に『二股らじうむ温泉』があります。
日本の名泉にも選ばれている温泉ですが、日本で唯一石灰華ドームの湯の華が見られる露天風呂があることで有名です。
ミネラル豊富で湯治の湯としても人気で全国から訪れる人がいますよ。
アメニティは持参で
以前は温泉までの道のりが途中砂利道で、携帯電話の電波も入らないようなところでしたが、現在は道も整備され建物も綺麗になりました。
宿泊施設も完備しているため建物は大きいです。
浴場は2か所あり体が洗える男女別の浴室と体が洗えない湯治用の男女混浴の浴室があります。
宿泊もできる宿ですが、シャンプーや石鹸の類がないため日帰り入浴の場合は個人で持ち込む必要がありますので要注意です。
女性にはハードルが高いかも
メインの大きな浴槽があるところは男女混浴です。
男女ともに水着着用が禁止されているため、女性の利用はかなりハードルが高めかもしれません。
救済措置なのか、女性用の男女別浴室には小さな露天風呂があります(男性の方にはありません)。
若い女性はこちらで済ませてしまう人が多いようです。
日本で唯一の石灰華ドーム
女性にはかなり厳しい男女混浴の露天風呂ですが、ここでは日本で唯一の石灰華ドームを見ることができます。
この巨大なドームは温泉成分のミネラルがドーム状に形成された非常に珍しいものです。
世界的に見ても非常に珍しい現象で、『二股らじうむ温泉』以外ではアメリカのイエローストーン国立公園のマンモス温泉群にしかないようです。
世界で2か所しかない石灰華ドームの一つが北海道長万部町で見られてしまうんですね。
日中は日帰り入浴で来る地元の人がかなり多いですが、宿泊者はそれほど多くないため日帰り入浴を行っていない早朝や夜間ならば人は少なめです。
小さいけどプールもある
大浴場には浴室のほかプールもあります。
個々のプールのみ水着着用がOKとなっています。
プールの方も源泉100%なのでとても肌に良いお湯です。
温めのお湯なので温泉で身体が熱くなったときなどにも最適ですね。
普通の入浴施設だと脱衣所などに給水機があると思いますが、二股らじうむ温泉にはその手の類のものがなく有料です。
食堂に水がありますが、水だけで200円とかなり高いので訪れる際は長万部市街地や黒松内市街地で飲料水を購入しておくことをおススメします。
■二股らじうむ温泉
【住所】北海道山越郡長万部町大峯32番地
【アクセス】JR二股駅から徒歩90分
※宿泊の場合は長万部駅からの送迎があります
【日帰り入浴料金】1100円
【日帰り営業時間】7:00~19:00
【宿泊料金】1泊2食付き8400円
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話