北海道有数の観光都市“小樽”。
道外からの観光客の人は大半が運河周辺を散歩したあと海鮮丼を食べる、そんなところだと思います。
JR小樽駅から2~30分ほどバスで揺られて到着するのが「おたる水族館」。
ここは観光客というよりは札幌近郊に住む親子連れに人気のスポットです。
円山動物園など北海道内の動物園や水族館の年間フリーパスを持っていると割引になるサービスを行っています。
歴史ある水族館
以前はラッコがいる水族館として小樽市のマスコットのようになっていましたが、現在は静岡県へ行ってしまったため代わりにやってきたのがコツメカワウソ。
メイン水槽とサブ水槽の水中トンネルを生き生きと走り回ったり泳いだりする様子が見られるのが人気です。
運が良ければカワウソが頭上を通り裏側を見ることもできたりします。
北海道内でも歴史ある水族館なので建物はやや古いですが、展示内容は飽きが来ないように色々と創意工夫を凝らしていて好感が持てるため道民人気も高い水族館です。
石狩の珍味!?
水槽展示は他の水族館とさほど内容は変わらないですが、タッチプールにはちょっと変わった生き物がいます。
それがこのユムシ。
エリアンみたいな不思議な生物をなんと触ることができます。
この生物冬の嵐の翌日には石狩市浜益地区の海岸に打ちあがるようで、海岸に打ちあがったユムシを集め食べているようです。
地元ではルッツと呼ばれ珍味として重宝されています。
ちなみにお隣韓国ではポピュラーな食べ物のようですよ。
多彩なショーが人気
おたる水族館の目玉は何といっても海獣たちのショー。
オタリア、イルカ、セイウチ、アザラシ、ペンギン、トドと北海道内の水族館では最も多くのショーを見ることができます。
一つ一つ時間がずれているため順序良く流れていくと全て見ることができるようにプログラムされています。
ショーの内容も色々とバリエーションがあるので1度だけでなく何度も足を運びたくなりますね。
某バラエティ番組で話題に
色々な動物たちのショーが見られますが、『月曜日から夜更かし』で一躍有名になったショーがあります。
それがペンギンショー。
おたる水族館のペンギンたちは一切言うことを聞いてくれず飛び込み、ハードル、滑り台など色々ありますが基本的にやりません。
むしろ清々しいくらい言うことを聞かないのでこれが却って面白いということで人気になっています。
迫力あるトドショー
色々なショーがありますが、一番必見なのはトドショー。
アシカの仲間では最大の体格を誇っているトド。
稚内市周辺には流氷の季節になると怒涛のように押し寄せ、近年死活問題となっており害獣となっている生物ですが、水族館のトドは言うことを聞いてくれます。
巨大な体格のトドたちが一斉にダイブする様子はまさに豪快の一言です。
秋には鮭を丸ごと1匹平らげる、非常にワイルドなもぐもぐタイムを見ることができますよ。
地形を生かした水族館
おたる水族館は自然の地形を生かした水族館で、目の前の日本海と怪獣プールが繋がっています。
屋外展示はまさに海岸そのものとなっているところもあります。
そのため水族館で生息する生物以外にもやってきます。
それがカモメ。
おたる水族館ではアザラシの餌というのを販売しており餌やり体験ができますが、うまく投げられないと大半がカモメに取られます。
このアザラシとカモメの壮絶なバトルもひそかな人気でなかなかの見ものです。
北海道で動物園というと“あさひやま動物園”が人気ですが、各種ショーが豊富で見所も多いおたる水族館も楽しくてお勧めできる施設です。
■おたる水族館
【住所】北海道小樽市祝津3丁目303
【アクセス】JR小樽駅から北海道中央バス「おたる水族館」行きに乗車し、終点で下車
【営業時間】9:00~17:00
【休館日】11月下旬~12月中旬、2月下旬~3月中旬
【入館料】1800円
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話