1953年(昭和28年)に、北海道で最初に開業した水族館ができました。
当初は「北海道立水族館」という名称で、北海道の水産業の振興を目的に作られた経緯があります。
その後北海道立から室蘭市へと引き継がれ、市立室蘭水族館は2023年に開館から70年の節目を迎えます。
2023年4月よりネーミングライツ契約により、「室蘭民報みんなの水族館」という愛称がつきました。
ミニ遊園地もある
市立室蘭水族館の入館料は何と破格の400円。
“さいたま水族館”と並ぶ日本一入館料が安い水族館です。
ちなみに室蘭市のお隣の登別市には日本有数の値段が高い水族館があります。
捕鯨会社の工場跡を利用して作られた水族館、敷地面積はそれほど広くないですがちょっとした遊園地も併設されています。
こちらの乗り物も観覧車やメリーゴーランドなどが200円と非常に安く、休日には室蘭市民の家族連れが多くやってきます。
昔主流だった車窓風展示
市立室蘭水族館には、北海道や本州に生息する120種類、3300点もの魚たちが飼育・展示がされています。
展示方法は昔主流だった車窓風の展示スタイルという懐かしいものがあります。
コンパクトなつくりとなっていますが、400円という安価な入館料ながらも魚の種類が思いの外多く楽しめることができます。
他ではあまり見ない魚の美味しさ解説
水族館で泳いでいる魚を見ると一度はどんな味だろうって考えることありませんか?
市立室蘭水族館では、そんな魚たちの味についてまで解説しています。
実際に係の人が食べているようで、美味しさのランクが★で表現されています。
どうみても食べられなさそうな魚も食べたりしているので、なかなか面白い解説なので一つ一つ注目してしまいますね。
何とショーも開催
400円と安価な価格設定ながら、市立室蘭水族館では“ペンギンの行進”、“トドショー”、“アザラシのランチタイム”と3つのイベントが開催されます。
ペンギンとトドは1日2回、アザラシは1回だけなので時間をチェックしてから行った方がいいですね。
ペンギンの行進は、途中に障害物などもありヨチヨチと歩きながら越えていく姿がとてもかわいいですよ。
旭山動物園の冬の風物詩として人気のイベントですが、市立室蘭水族館は混んでいないので間近で見ることができます。
名物“つぶやき”
水族館にはいると非常に目立つ“つぶやき”と書かれた看板。
一体何の施設なのかと思いきやツブ貝を焼いた“つぶ焼き”を販売しているお店でした。
実はこの“つぶやき”は水族館の名物となっており、水族館ができる前から営業しているとても歴史があるお店です。
秘伝の生姜が効いた醤油ダレとコリコリとしたツブ貝の食感がとても美味しいです。
“つぶ焼き”以外にも“つぶ飯”や“おでん”なども食事メニューもあります。
カレーラーメンや焼き鳥以外にもある室蘭市の隠れたご当地グルメ、水族館へ訪れた時はぜひ食べてみてくださいね。
■室蘭民放みんなの水族館(市立室蘭水族館)
【住所】北海道室蘭市祝津町3-3-12
【アクセス】JR室蘭駅から道南バス「みたら・水族館」行きに乗車し、終点で下車
【営業時間】9:30~16:30
【営業日】4月下旬~10月上旬(2023年は10/9まで)
【入館料】400円
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話